夏の定番アイテムであるビーチサンダル。安価なモノは100円ショップや雑貨店などでも販売されているが、せっかく買うなら良いモノを。今回紹介するのは日本の伝統をルーツに持つ、ビーチサンダルの原点だ。
1962年創業のhavaianas(ハワイアナス)は、日系移民が履いていた「草履(ぞうり)」をヒントにスタートしたブラジル発のビーチサンダルブランド。ハリウッドセレブを中心に爆発的に広がり、現在では100カ国以上で年間2億2,000万足も販売されるメガブランドへと成長した。創業年に誕生した初代モデル「Tradicional(トラディショナル)」は現在でも定番モデルとして存在し、これをベースにカラーバリエーション豊富に取り揃えた後継モデル「Top(トップ)」がフラッグシップモデルとしてラインナップ。男女問わず幅広い層から支持されている。今回はブランド一番人気の「トップ」について詳しく紹介する。
デザインの元ネタは「草履(ぞうり)」
日本の伝統である「草履(ぞうり)」からインスパイアされたサンダルは、トング部分に草履の素材である「藁」に因んで、米粒が刻印され、日本へのリスペクトが感じられる。素材は自国で採れる天然ゴムを採用。弾力のあるソールは高いクッション性と柔軟性を持つ。素材の感触を活かしたスムーズな足運びは、長時間の歩行でも疲れづらい抜群の履き心地だ。一度履けばやみつきになること間違いない。
疲れ知らずのサンダルは、ビーチはもちろん、タウンユースにも最適
ビーチはもちろん、普段のスタイリングに合わせられる汎用性の高さも魅力だ。Tシャツやデニムのようなラフなスタイルに合わせてもかっこいいが、あえてシャツやスラックスのようなラグジュアリー感のあるアイテムと合わせるのがおすすめ。ビーチサンダルが持つラフなエッセンスを取り入れることで絶妙な抜け感が生まれ、普段のスタイリングに緩急を付けられる。「BIRKENSTOCK(ビルケンシュトック)」や「ISLAND SLIPPER(アイランドスリッパ)」のような上品なサンダルブランドには醸し出せない雰囲気だ。
日本の伝統がルーツになっている一風変わったヒストリーが、シンプルなビーチサンダルの価値をより一層高めてくれるように感じる。足元にこだわりたい方にぜひおすすめしたい。