2006年にレーベル〈FLAU〉を立ち上げて以来、国内外の様々なアーティストの作品をリリースし、Ólafur ArnaldsやJulianna Barwickらを招聘したショーケース「FOUNDLAND」にも取り組んできた東京出身のアーティストYasuhiko Fukuzono。彼が自身のプロジェクトausとして15年ぶりとなる新曲「Until Then」を1月25日にクリアカラーヴァイナルの10インチとCDでリリースする。
本作はジャジー・ディープハウスの人気アーティストSeb Wildbloodの主宰するレーベル〈All My Thoughts〉よりリリースされる(国内盤はFLAUよりリリース)。ミックスはMatt Karmil、マスタリングはMatt Coltonが担当した。さらに今春にはフル・アルバムのリリースも控えている。
aus - Until Then
アーティスト: aus
タイトル: Until Then
デジタル発売日: 2023年1月18日
10inch/CD発売日: 2023年1月25日
フォーマット: 10"/CD/DIGITAL
レーベル: All My Thoughts × FLAU
Tracklist:
1. Until Then
2. Until Then (Seb Wildblood Remix)
リリース詳細・予約
https://aus.lnk.to/UntilThen
ゼロ年代日本エレクトロニカの不朽の名作『Lang』で一躍シーンの中心へと躍り出た東京出身のアーティスト、aus。アルバム『After All』以来新たな音源は発表されていなかったが、近年ではLoraine JamesやRoss From Friends、Upsammyら現行の注目エレクトロニック・ミュージシャンが自身のプレイリストやミックスなどにフィーチャーするなど、ブランクの間にも国内外から着実な評価を得ており、新たな動向を待望されていた。2023年、ミックスにMatt Karmil、マスタリングにMatt Coltonを迎えた新曲とともに、遂に15年ぶりにカムバック。
生音のストリングスで幕を開け、たおやかなムードが漂う中、小気味好いキックが介入すると、マリンバ、ピアノ、深みのあるシンセサイザーなど様々な楽器がブレンドされ、随所で浮き上がる国籍不明にエディットされたユニークなヴォーカルをアクセントに、滑らかでパーカッシヴなグルーヴに引き込こまれる。
録音・解体・再構築された特徴的なヴォーカルは、彼の言語への興味が示されており、トロピカルで浮遊感のあるトラックは前へ前へと前進する躍動感に満ちている。Leon VynehallやFloating Pointsら実験的なディープ・ハウス〜エレクトロニカとも共振しながらも確かな個性を見せるメロディアスできらびやかな楽曲で、ausの新章であると同時に真骨頂とも言える仕上がり。本シングルはアジアを除く海外リリースはジャジー・ディープハウスの雄Seb Wildblood主宰のAll My Thoughts。B面にはSeb Wildblood自身によるよりフロア・ライクなリミックスが収録されている。春には待望のニュー・アルバムが控えているようだが、それまで(Until Then)このシングルを味わっていただきたい。
about aus
東京出身。10代の頃から実験映像作品の音楽を手がける。早くから海外で注目を集め、NYのインディーズ・レーベルよりデビュー。伝説的なレコードショップOTHER MUSICに「現代のエッジと甘美さ、印象的な歌心をこれほど日本的な方法で融合させたアーティストは他にいない」と評される。これまでにヨーロッパを中心に世界35都市でライブを行い、国際的にも注目されるレコード・レーベルFLAUを主宰。米FADER、英i-D、DUMMYなどにミックスを提供、現在は香港のインターネット・ラジオHKCRでレジデンスを務める。また、海外アーティストの招聘も積極的に行っており、Olafur ArnaldsやJulia Holter、Julianna Barwick、Grouperらの来日公演を成功させ、静謐でユニークな音楽を紹介するショーケースFOUNDLANDを継続的にオーガナイズしている。
長らく自身の音楽活動は休止していたが、今秋イギリスBBC RADIO3でOlafur Arnaldsが新曲をプレミア放送。2023年、Seb Wildblood率いるAll My ThoughtsとFLAU共同でニューシングル「Until Then」をリリース予定。