Death Cab for Cutie(デス・キャブ・フォー・キューティー)がニュー・アルバム『Asphalt Meadows』を9月16日に〈Atlantic〉を通じてリリースするとアナウンスした。トラックリストの全容は未発表だが11曲収録になる模様。
バンドにとっては2018年発表の『Thank You for Today』以来の通算10枚目のオリジナル・アルバムとなる本作の制作には、グラミーにも輝いたプロデューサーJohn Congletonがプロデュースだけでなく、ミックス、エンジニアリングの面でも関わっている。スタジオはロサンゼルスのUnited RecordingやGrumpybeard、シアトルのStudio Lithoが使用された。マスタリングはバンドの過去作にも関わり、David Bowie、Led Zeppelin、Queen、Radiohead、Daft Punk、U2、Bruce Springsteenを始めとする数多くのアーティストの作品を手掛けてきた重鎮マスタリング・エンジニアBob Ludwigが担当した。
今回の発表に伴い、アルバムからはリード・シングル「Roman Candles」が公開された。この曲についてバンドのステートメントでは、死にゆく惑星とナーバスな都市で暮らすことにも通じる、不自由さや実存的恐怖に関係していると綴っている。そして抱えていたものを解放するということ、長く抱えているとそれは"Roman Candles"のように爆発してしまうからとも。
そして、今回のステートメントの末尾には"for nez"と添えられている。nezとはBen Gibbardとも親交があり昨年死去したThe MonkeesのMichael Nesmithのことで間違いないだろう。GibbardはThe Monkeesが2016年にリリースした20年ぶりのアルバム『Good Times!』にも収録曲「Me and Magdalena」のソング・ライティングで参加していた。