“Craft and Function”というブランドのベースにあるコンセプトから“過去と未来”という解釈を加えたSPRING/SUMMER 2024のテーマは“The past and future”。
過去に使い古された衣服、過去に生まれた素晴らしいデザイン、過去に廃棄された資源などにフォーカスして、これらを全く新しいものとして再生する。
技術の進歩により様々な原料を変化させ、多くの機能を取り入れることが可能となった、近未来的なマテリアル。
これらの両方に触れた時、まさに衣服の“過去と未来”を感じ、その歴史を考えさせられる。
これらを合わせ、まだ見た事のない新しいものを作りたいという好奇心溢れる欲に駆られた。
過去と未来の融合。
衣服の再生、デザインの再生、資源の再生、様々な再生に着目し、現代的な高機能素材と組み合わせる事で、衣服の過去と未来の融合を表現している。
ヴィンテージのプリントTシャツとペットボトルを再生して作られたポリエステルの機能素材をデザイナー自ら正方形に裁断して、格子状に接ぎ合わせたRebirth Jacket。古着の持つ懐かしさと先端素材の持つシャープさを併せ持つボンバージャケット。
Rebirth Jacketの生地と吸水性、速乾性に優れた、コットンライクな機能ジャージーを組み合わせたRebirth Tee。
膨大な量のVintage Fabricがストックされている国内の資料館から、1860年代のプリント生地をピックアップし、当時のプリント手法と生地感を忠実に再現して生地を再生。
さらにその上から大きな穴の空いた機能的なビッグメッシュ素材を被せて、柄を透かす事で過去と未来を表現したRaschel Jacket 1860も今シーズンの象徴的なアイテムである。
“接ぎ合わせる”、“被せる”など服作りの様々なテクニックを駆使して、過去と未来の融合を表現した今シーズンはKIMMYの新たな提案でもある。
Designer: Kimmy
Art director: Tatsuya Yamashiro
Photographer: Ryo Kuzuma
Model: Misha Natali
Special thanks: Yoh U
PR: Keitaro Nagasaka (Sakas PR)