京都のGallery 9.5(HOTEL ANTEROOM KYOTO内)にて、AIの活用による創造性の拡張に取り組む株式会社Qosmoによる展覧会『Surrender ゆだねる力展ー能動と受動の間で』が、6月17日(金)から7月31日(日)の期間に開催される。
本展では、Brian Enoが提唱した“Generative Music”の概念をモチーフに、アーティストが制作過程の一部を、AIや環境といった外部のプロセスにゆだねた作品群が展示される。また、開催を記念した連動企画として、開催初日の6月17日(金)は展覧会会場にてオープニングレセプションパーティー、7月18日(月・祝日)にはAOKI takamasa、真鍋大度氏などを迎え、京都CLUB METROにてスペシャルライブイベントも開催される。
特設ページ:https://qosmo.jp/surrender-kyoto/
HOTEL ANTEROOM KYOTO:https://www.uds-hotels.com/anteroom/kyoto/
オープニングレセプションパーティー
日時:6月17日(金) 18:00-20:00
場所:HOTEL ANTEROOM KYOTO ラウンジスペース
ブライアン・イーノが提示したGenerative Musicの考え方
本展では、特にAIの存在に着目し、絶対的な他者としてのAIに制作の一部をゆだねることで、ある瞬間、そこでしか生まれない表現を「生成」(Generate)する作品を展示します。新型コロナウイルスの流行などによって、分断した社会の中で、他者に身を任せることの意味を問いかける試みでもあります。
ブライアン・イーノが提示した新しい音楽のあり方として、アンビエント・ミュージックと並んでよく知られるGenerative Music (生成音楽)という概念。あらかじめ定められたルールに従って常に変化し続ける音楽、無限に続く音楽のかたちとして捉えることが一般的ですが、その根底にはルールやコンピュータといった(アーティストから見た)「他者」に創作の一部を託す、「ゆだねる」姿勢が存在します。コントロールを手放すことによって、自身の創造性の外側を探索しようとする感覚、予測不可能な結果を排除するのではなく意識的にそれらを受容する「能動的な受動性」ともいえる状態です。
AIを用いた創造性の拡張を目指すコズモは、創立当初から常にイーノのこうした姿勢に刺激を受けてきました。特に2016年のイーノのアルバム『The Ship』の公開時には、ミュージック・ビデオの企画やAI技術の提供を通じて、イーノ本人とコラボレーションする機会にも恵まれました。
現在、京都中央信用金庫旧厚生センターで開催中のインスタレーション展『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』が大きな話題を呼んでいる中、彼との当時の会話や議論からインスパイアされた展示が実現しました。
展覧会開催に至った背景やコンセプトについて、より詳しくは特設ページの解説文をご参照ください。
特設ページ:https://qosmo.jp/surrender-kyoto/
BRIAN ENO AMBIENT KYOTO:https://ambientkyoto.com/
開催を記念し、京都CLUB METROにてスペシャルライブイベントが決定!
7月18日(月・祝日)に、本展覧会の開催を記念して、京都CLUB METROにてスペシャルライブイベントを開催します。Qosmo代表の徳井直生(Nao Tokui)は、AI音響合成を用いたAI Generative Live Setを初披露、更にAOKI takamasa、ダムタイプKen Furudate、aluca、Synth Sistersの豪華共演が実現しました。さらには、ライゾマティクスの真鍋大度の参加も急遽決定!本イベントの前売購入者及びメール予約者特典として、『BRIAN ENO AMBIENT KYOTO』展優待ディスカウント券(200円OFF)をプレゼントいたします。展覧会とあわせて、ぜひお楽しみください。
Surrender — The Ecstasy of Surrendering to Sound
@京都CLUB METRO
2022年7月18日(月・祝日)
18:00 open
前売/当日:¥2,500 ドリンク代別途 ※前売は特典付
ACT:
Nao Tokui | AI-Generative Live
AOKI takamasa | DJ
Daito Manabe | DJ
Synth Sisters | Live
Ken Furudate | DJ
aluca | DJ
Robin Jungers | VJ
Ryosuke Nakajima | VJ
and more.