Steve Batesが新作『All the Things That Happen』を名門〈Constellation〉から9月23日にリリースする。
Batesは、カナダ・モントリオール出身のサウンド&ヴィジュアル・アーティスト。かつてはXOXOやBulletproof Nothingといったハードコア/インディロック・バンドでも活動し、1998年には「Send + Receive Festival」という実験音楽とサウンド・アートのためのフェスティバルを設立、7年同フェスを主導した。その後はモントリオール・コンコルディア大学でサウンド・コーディネーターを務めるなどしていたが、2019年秋に「プレーリーのパリ」とも呼ばれるサスカチュワン州の最大都市サスカトゥーンに拠点を移す。その後発生したパンデミックは、孤独や没入感、ある種のストイックさといった表情を今回のアルバムに与えることになった。
制作には主にCasioのチープなキーボードSK-1が用いられた。当初は静かでミニマル、悲しげなアンビエント作品になるはずだったそうだが、制作が進むにつれてそれらのトラックにはノイズやテクスチャーが増していったのだという。Batesはノイズが増えれば増えるほど悲しみが薄らいでいくように感じたと語っている。
今回の発表に伴い収録曲「Destroy the palace」が公開中、映像もBates本人が手掛けている。

Steve Bates - All the Things That Happen

Tracklist:
1. Groves of...everything!
2. These problems are multiplied by the difficulty I have in front of a tape recorder
3. Glistening
4. Covered in silt and weed
5. Destroy the palace
6. Glimpse an end
7. Bring on black flames
8. We do not, nor to hide
9. September through September