東京を代表するクラブとして、世界にその名を轟かせてきたWOMBが23周年を迎える。そのアニバーサリーパーティに昨年PRADA（プラダ）のランウェイのサウンドトラックを手掛け、同ブランドのグローバル音楽イベントで大成功を収めるなど、ファッション&カルチャーシーンでも大きく注目を集めているRichie Hawtin（リッチー・ホゥティン）の出演が決定。

WOMBは2000年4月、都内最大級のダンスフロアを擁するクラブとしてナイトライフの聖地、渋谷・円山町にオープン。巨大なミラーボール、世界に数台だけのフルカラーレーザー、世界トップクラスのサウンドシステムなど、海外のトップクラブに負けない最新設備を備えた本格的なダンスフロアの登場は、日本のクラブシーンにとって衝撃的だった。

23年という長い年月の間にはダンスミュージックシーンにもさまざまな変化があったが、常に時代に合わせてアップデートを繰り返してきたWOMBは、その大きなうねりのなかでも世界基準のエレクトロニックミュージックを現場に届けるという当初からの音楽性を貫き、ローカルシーンにも焦点をあてたパーティを数多く開催するなど、クラブとしての大切なもの、やるべきことを今日まで果たし続け、国内クラブシーンの中では指折りの歴史を持つ店舗として23回目の記念日を迎える。

そんなWOMBが幾度と冒険（アドベンチャー）を共にしてきたRichie Hawtinが8年ぶりにWOMBへ帰ってくる。今回はRichie Hawtin3時間のDJセットに加えて、国内からは自身の声とモジュラーシンセサイザーを用いたライブパフォーマンスで活躍する韓国人アーティストmachìna、現在の日本テクノシーンにおいてトップに君臨し、緻密な音響とエネルギーのコントロールでダンスフロアを陶酔へと導くWata Igarashiがメインフロアに。1階ラウンジ、4階フロアにはこれまでWOMBを長年支えてきた実力派と近年のWOMBを盛り上げる新世代のDJ/プロデューサーたちが登場する。