mdnt.issue 杉田春音（新東京）

世代を繋ぐキーパーソンに迫る「mdnt.issue」。記念すべき第1回は、東京を中心に活動するギターレス4人組バンド「新東京」のボーカル杉田春音さんをゲストに迎え、フォトグラファーHiroto Abeが全編フィルムで撮り下ろした。

Photography: Hiroto Abe
Hair & Makeup: Motoki Saika
Edit: Hiroto Hoshina

──よろしくお願いいたします。今回の撮影はいかがでしたか？

とても楽しい撮影でした。新宿を広く移動しながら即興で撮影場所を決めていくフリースタイルさが、特有の臨場感を生み出したと感じました。

──撮影は2023年末に行いましたが、2023年はどのような年になりましたか？

フジロックへの出演や韓国・台湾での初の海外公演も行いながら、並行してアルバム作成を行いました。バンドとしての大きな前進を確信する1年でした。

──今回は夜の東京を舞台に撮影しました。バンド名にも入っている「東京」は杉田さんにとってどのような場所ですか？また夜の東京で聴くおすすめの曲があれば教えてください。

東京は賑やかで煌びやかな印象とは裏腹に、排他的で冷たい場所です。東京で生まれ育ったこともあり、日常的にその“影の部分”を強く感じ取ることが多いです。
そんな夜の東京にはキリンジの「エイリアンズ」がよく馴染みます。

──当日はよりパーソナルな部分にフォーカスを当てるため、私物でコーディネートを組んでいただきました。今回のコーディネートのポイントを教えてください。

自分のお気に入りを用いて、少し大喜利的な要素も入れつつスタイリングしました。
トップスはkolorの代名詞ともいえるクレイジーパターンのトップスをレイヤード。そう、実はkolorを2着重ねています（笑）
ジャケットは知り合いのデザイナーさんが成人式のために作ってくれたもので、大切に着ています。
パンツはFUMITO GANRYUのサルエルパンツをソックスイン。パンツの形が落書きのように崩れていることから、GRAFFITI SLACKSという名前が付いています。去年のベストバイです。
スニーカーはBALENCIAGAのTRIPLE S。僕が高校生の頃に流行っていた思い出があります。このポテッと感がなんともまた。

──新東京は2月7日（水）に待望のファーストフルアルバム「NEO TOKYO METRO」を発売します。これまでEPごとに異なるコンセプトを打ち出してきましたが「NEO TOKYO METRO」はどのようなアルバムになりましたか？

“NEO TOKYO METRO”という我々の理想郷をテーマにして、新東京の全てをぶつけました。また、10曲全てがアルバムのための書き下ろしで、曲単体だけでなく曲と曲のストーリー性を作り込みました。メロディ、歌詞、構成、アレンジの全てからそれが伝わるアルバムだと感じています。

──最後に今年の目標を教えてください。

学業との両立。

リリース情報

タイトル：NEO TOKYO METRO（ネオトーキョーメトロ）
アーティスト：新東京（シントウキョウ）
リリース日：2024年2月7日（水）
種別：アルバム（デジタル/CD）
品番：NTM-0
レーベル：新東京合同会社/ArtLed
配信リンク：https://nex-tone.link/A00134007
直筆サイン入りCD予約受付：https://store.shintokyo.city/products/ntm-0

ライブ情報

【全国6都市ツアー 2024 “NEOCRACY”】
2月23日（金・祝）静岡Live House UMBER
2月25日（日）福岡OP's
3月2日（土）大阪梅田Shangri-La
3月3日（日）名古屋新栄Shangri-La
3月9日（土）仙台LIVE HOUSE enn 2nd
3月20日（水・祝）東京LIQUIDROOM
https://www.red-hot.ne.jp/sp/shintokyo/neocracy/